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Q 6. ドゥーラとお金、ドゥーラとジェンダー(重労働の割に経済的には潤わない・社会的地位は高くなりにくい)に正面から向き合っていますか?
これが最後の質問だったのですが、聞くのも答えるのもなかなか難しい質問でした。ヨーロッパ系とアメリカ系のドゥーラ考察あたりで一部のドゥーラたちが白熱したためにかなり場の集中力が乱れていたこともあったのですが、皆さんそれぞれに「問題と向き合っている」と答えたり、同時に「大事なことは分かっているけど、問題に向き合う気持ちの余裕がない」と答えるドゥーラがいたりで、全体の意見の傾向としては収集がつかなかったです。正直、グループ対話というアプローチではなく、質問票などを作成して各人に配布すればよかった!と思いました。総会前のギリギリのタイミングで企画したことを今更に後悔しましたが、印象としては、しっかり経済的にも成り立ちうる職業であると皆さん認識していらっしゃるようで、また実際にそのような雇用状態の方が多いためか、それほど深く掘り下げたいという空気感はありませんでした。ビジネスとして最低限まわっているなら、とりあえずそれでいいんじゃないの、という感覚なのでしょうか。この質問への反応は本当に様々でした。。。興味深いテーマですので、今後も機会をみつけて聴き取っていけたらと思います。
<Q 6 についての反応をきいてみて>
上記の質問を提示して下さった岸さんのほうでも「これらをすべて聞いてきてなんて全然思っていません。思いついたことを書いてみただけ・・・。」ということだったので、私のほうでも気軽な気持ちでSMD のメンバーに向けて、ドゥーラとジェンダーや、ドゥーラとエコノミーについて問いかけることができました。ざっと聞いただけでも、とても個人差があり、もっとたくさんのドゥーラを対象に聞いてみたい問いかけだと思いました。
*SMD にはあらかじめ了承をとり、こちらのサイトでシェアすることも理解して下さったうえで今回このようにメンバーに協力してもらえ、聴き取らせて頂けたことに心から感謝しています。機会を与えて下さった岸利江子さん、サポートして下さった文さん、本当にどうもありがとうございました。
岸さんはドゥーラ研究をされているばかりか、日本におけるパイオニアドゥーラ誕生の歴史を記録として残して下さいました。岸さんのように拾って下さる方が現れなければそのまま消えてしまっていたであろうパイオニアドゥーラ達の声なき声、"ドゥーラ個人のつぶやき" まで、時系列をさかのぼってまとめ、考察し、時を経ても色褪せない資料としての価値を与えて下さったことにもこの場を借りてあらためてdoula ship Japan一同よりお礼申し上げます(Child Research Net ドゥーラ研究室 http://www.blog.crn.or.jp/lab/03/37.html)。
以上、大変拙いメモ書きのような記録ですが、SMD総会の様子をリポートさせて頂きました。ちなみに、その後には、実質的な運営、会費の運用方法、広報についてなど、以下(原文)アジェンダの内容について集中して話し合いました。
To be discussed:
Fees and renewals
Website - Is it working? Improvements. Having a general enquiries email/tel?
Image - improvements
SMD annual events? Bump to Baby show?
Nominate some regular charities we could donate to?
Advertising/marketing
Presence at events. Mothercare evenings etc
Expanding our team. Creating a committee and new roles within SMD
Where to spend our money
Any other business
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