今年1月にシンポジウムを開き多くの反響をいただきました、待望の翻訳書がいよいよ発行になります。
白井千晶先生を中心に、
性暴力サバイバーの妊娠出産ケア・プロジェクトチームの一員としてドゥーラシップのメンバーも関わらせていただきました。
子どもの頃に性暴力を受けた人は、
それを記憶していなかったり、 もう関係ないと思っていたり、 人に知られまいと必死になっていたり、
色々な理由でそれを医療者に伝えないことがあります。(むしろ伝えない方が多いかも)
でも妊娠・出産・産後に起こる心身の変化は思いもかけず、その体験が大きく影響してくる。
それを「癒し」の方向に導けるのは、トラウマケアを身につけた周りの人のサポートで、本人がエンパワーされたと感じられる時。
そうでないと、気づかないうちに「再トラウマ」となってしまうこともある。
「私はサバイバーです」と言わなくても、話を聞き、尊重され、大勢のうちの一人でなく「あなた」という この世に一人だけの特別な人として、丁寧な対応を受けらるように。
一人でも多くの方に読んでいただき、性暴力被害について知り、 そのサポート、そして防止、に向かっていきましょう。
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